【クリエイティブの力で、日本の価値を世界へ】Tokyo Brands 福井 貴之さん
企業の声
日本の「良いもの」を、海外で「選ばれるもの」へ
株式会社Tokyo Brandsは、食品の輸出販売と経営コンサルティングを軸に、日本企業の海外展開を支援しています。
大切にしているのは、単に商品を海外へ届けることではありません。
生産者やメーカーが積み重ねてきた歴史、商品へのこだわり。その背景にある価値を紐解き、海外市場に合わせて伝え方を設計することで、日本の商品が持つ付加価値を最大化することを目指しています。
今回は代表取締役の福井 貴之さんに、「おいしい日本、届け隊」でクリエイティブデザイナーを募集した背景や、マッチングした人材とのプロジェクト、外部人材と協働することで生まれた新たな可能性について伺いました。
【プロフィール】

株式会社Tokyo Brands 代表取締役 福井 貴之さん
大手総合商社にて海外営業・貿易業務に従事し、大手アパレルブランドのロシア展開を担当。
その後、(株)日本百貨店で海外マーケティングを担い、シンガポールにおける日本食品の販路開拓を推進。
経営コンサルティング会社では消費財メーカーの戦略・商品開発支援に従事した後、株式会社Tokyo Brandsを創業。
輸出商社とコンサルティングの両面から、日本ブランドの海外展開を支援している。
商品の価値を、海外市場に合わせて「伝わる形」に
Q.まずは、Tokyo Brandsの事業について教えてください。
福井さん(以下、福井):
大きく分けると、輸出商社とコンサルティングの二つが事業の軸です。私たちが特に大切にしているのは、各メーカーや仕入先が持つ歴史やこだわりを、海外の食品市場でどのように価値付けしていくかということです。

日本では商品の雰囲気や背景をある程度感覚的に理解してもらえることもあります。一方、海外では市場や文化が異なるため、そのまま伝えても商品の良さを理解してもらえるとは限りません。
誰に、何を、どのように伝えるのか。海外市場に合わせたマーケティングやブランディングの視点を加え、商品の付加価値を最大化することを重視しています。

案件の増加を背景に、外部クリエイティブ人材を募集
Q.今回、「おいしい日本、届け隊」でプロジェクトを立ち上げた背景を教えてください。
福井:
事業基盤をさらに強化し、提携先や協業先を増やしていきたいと考えたことがきっかけです。コンサルティング案件が増える中で、クリエイティブ制作に関するニーズも増えていました。一方、既存のリソースだけではすべてに対応することが難しくなっていたんです。
そこで、継続的に協働できる外部パートナーとして、クリエイティブデザイナーを募集しました。人が足りないという意味ではありますが、案件が増えているからこその「前向きな人材不足」だと捉えています。
Q.応募者の印象はいかがでしたか?
福井:
一言でクリエイティブデザイナーといっても、得意分野や制作スタイル、食品業界への関心など、本当に幅広いと感じました。選考では、ポートフォリオの雰囲気やコスト面に加えて、「食品業界にどれだけ思い入れがあるか」という点も重視しました。
特に大切にしたのは、こちらの指示をそのまま形にするだけではなく、「なぜこの依頼をしているのか」という背景まで汲み取ってくれることです。その上で、自分なりの工夫や設計をクリエイティブに落とし込める方と一緒に仕事をしたいと考え、最終的に2名の方とマッチングしました。
Q. 今回のクリエイティブのご反応はいかがでしたか?
福井:
非常に高評価でした。海外バイヤーも訪れる大きい展示会だったのですが、以下のコメントをいただいております。
「商談時の説明用として大変重宝しました。忙しく十分な対応ができない時にも、そのままお渡しできる企業概要・兼営業資料としても大いに役立ちました。迅速にハイクオリティなツールを仕上げていただいたことに、改めて深く感謝申し上げます。」
指示を形にするだけではない。対話から生まれた新たな提案
Q.実際にマッチングした方とは、どのようなプロジェクトを進めていますか?
福井:
展示会などで使用するA4サイズのチラシ制作をお願いしました。会社概要やPRポイント、商品紹介などを掲載する販促物です。
印象的だったのは、こちらの指示をそのままデザインするのではなく、内容を汲み取った上で「こういうアートディレクションが良いのではないか」と提案してくれたことです。何度もキャッチボールをしながら、より良い見せ方を一緒に考えていただきました。また、デザイン監修だけではなく、実際に手を動かしてチラシ制作まで対応していただいています。
Q.外部人材と一緒に取り組んだからこそ生まれた変化はありますか?
福井:
ありましたね。
チラシ制作をきっかけに、「SNSではこういう見せ方ができるのではないか」「Webページにも展開できるのではないか」と、別のクリエイティブに関する提案も生まれています。社内のメンバーだけで考えていると、どうしても既存の延長線上で発想してしまうことがあります。外部の専門人材が入ることで、新しい視点や仮説が生まれる。今回のプロジェクトを通じて、その価値を実感しました。
海外向けクリエイティブには「市場に合わせたチューニング」が必要
Q.国内向けと海外向けでは、クリエイティブの考え方にも違いがありますか?
福井:
大きく違うと思います。
国内では、文化的な背景がある程度共有されているため、商品の雰囲気や「なんとなく良さそう」という感覚が伝わることもあります。一方、海外では市場や文化、消費者の価値観が異なります。
だからこそ、マーケティングの視点を持って「何を伝えるのか」を整理し、市場に合わせてチューニングする必要があります。今回制作したチラシも、日本語版と英語版で単純に翻訳するのではなく、それぞれ内容や伝え方を調整しています。
特に食品メーカーや生産者の方が、自ら「海外向けのクリエイティブが必要だ」と認識し、具体的な制作依頼まで落とし込むのは簡単ではありません。展示会や海外催事などのタイミングで、「チラシが必要なのではないか」「POPを変えた方が良いのではないか」とニーズを見つけ、提案する。
私たちのような商社やコンサルティング会社が間に入り、メーカーとクリエイティブ人材をつなぐことも重要な役割だと考えています。
「食品×海外」だから、想いを持った人材と出会える
Q.実際に「おいしい日本、届け隊」を利用した感想を教えてください。
福井:
「食品×海外」というテーマが明確なのは、とても良いと思います。
一般的な人材サービスと比べても、プロジェクトへの関心や温度感が高い方が集まりやすいと感じました。実際、今回のプロジェクトにも多くの方から応募をいただきました。
海外事業を進めたいけれど、なかなか手応えを感じられていない企業や、今の取り組みからもう一段階ステップアップしたい企業にとって、「おいしい日本、届け隊」は活用する価値があると思います。
自社だけでは足りないスキルや視点を持つ人材と出会うことで、新しい可能性が生まれる。まずはプロジェクトを掲載し、どのような人が興味を持ってくれるのかを見てみるのも良いのではないでしょうか。
クリエイティブの力で、日本ブランドの価値を最大化する
Tokyo Brandsが目指すのは、日本の商品を単に海外へ輸出することではありません。
メーカーや生産者が積み重ねてきた歴史やこだわりを紐解き、海外市場に合わせた「伝わる形」へと変換する。そのためには、輸出や営業の知識だけでなく、マーケティングやブランディング、クリエイティブなど、多様な専門性が必要です。
今回、「おいしい日本、届け隊」を通じて生まれたクリエイティブ人材との出会いは、一枚のチラシ制作にとどまらず、SNSやWebなど新たな提案へと広がり始めています。
社内にはない専門性や視点を持つ人材と出会い、ともに新しい可能性を探る。外部人材との協働が、日本ブランドの海外展開をさらに前へ進めています。
プロジェクトを通じた人材との出会いを
「海外展開を進めたいが、社内に専門人材がいない」
「今の取り組みを、もう一段階前に進めたい」
そんな課題をお持ちの事業者の方は、ぜひ「おいしい日本、届け隊」をご活用ください。
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