【木桶仕込みの醤油を世界へ!】木桶職人復活プロジェクト
企業の声
木桶職人復活プロジェクト
『木桶』という伝統を次の世代に繋げていく
それぞれの地域の醤油蔵が、地域に根差した醤油の味を守り伝えてきました。しかし、大量生産、効率化といった時代の変化に伴い、木桶仕込みの醤油の国内流通量は激減。木桶をつくってきた職人さんたちも、少なくなってしまいました。このままでは、木桶仕込みの技術、そして日本の伝統の味覚が完全に私たちの食卓から姿を消してしまう。この危機を脱出するために、立ち上がった人たちがいます。

【プロフィール】



木桶職人復活プロジェクトについて
Q:木桶職人復活プロジェクトの概要と目的をあたらめて、お伺いさせてください。
山本さん:プロジェクトの目的として掲げているのは、子や孫の世代に木桶仕込み醤油を残し伝えるために、1%しかない木桶の醤油の国内流通量を2%に増やすこと。また、世界の醤油市場の1%を木桶仕込みの伝統の醤油で獲得することです。
木桶仕込み醤油を、子や孫の世代に残し、伝えていくこと。それが、木桶職人復活プロジェクトの目的です。
そのための取り組みの一つとして、木桶仕込み醤油の輸出に向き合っています。
世界の醤油消費量の1%を目指すという考えのもと、単独の蔵ではなく、複数の醤油蔵が連携する形で木桶仕込み醤油輸出促進コンソーシアム立ち上げました。

Q:今までの木桶職人復活プロジェクトの取り組みの中で山本さん視点からの気づきはありますか。
山本さん:木桶職人復活プロジェクトの立ち上げ当初には、現在若手として関わっている蔵元たちの父の世代が参加していました。その後、時間の経過とともに、参加する中心世代が息子や娘の世代へと移っていきました。
ただ、同じ醤油であっても、蔵ごとに味や背景、歩んできた歴史は異なります。一方で、そうした自社ならではの特徴を整理し、言葉にすることは簡単ではありません。
先日実施した おいしい日本、届け隊で募集したプロジェクト では、若手の蔵元たちが自社の醤油や蔵の特徴を見つめ直し、強みを整理することができたと思います。
実際の人材の活動
Q:「おいしい日本、届け隊」の人材を利用してのビフォーアフターを教えてください。
岩本さん:ビフォーは、弊社としては、自分の強みがうまく言語化できていなかったというのが正直なところです。プロジェクト内の他の醤油屋さんと比べてみると、自分の立ち位置を把握しずらいというか、埋もれちゃうなと感じていることが多々ありました。そんな時に、実際の人材の方から、第三者の視点からのアドバイスをたくさんいただきました。特に印象に残っているのは、野球で例えるなら、「普通のストレートじゃなくて、時速165キロぐらいの直球火の玉ストレート投げれますよ」と言っていただいたことです。これらのアドバイスをもとに、これから実際の商品やSNS等で発信していこうと思ってます。

Q: 人材の方は、実際にどう活動していましたか。
山川さん:テンポよく、一週間に一回程度でミーティングしていただいきました。人材の方が、自ら舵をとって積極的に動いてくれたところは本当に助かりました。
今後のビジョン
Q:貴社のこれからのビジョンを教えてください。
山川さん:このプロジェクト自体は、輸出を軸にしていますが、やはり、たまり醤油に関しては、まだまだ国内でも認知度が低いかなと感じています。同じ地元でも、昔のようにたまり醤油が使われていない。そこをこれからの課題だと感じています。グルテンフリーというたまり醤油の特徴を活かして海外市場に挑戦していくと同時に、日本国内での山川醸造というブランドのストーリーを積極的に発信していきたいと思っています。

岩本さん:やっぱり、地方は過疎化し、日本全体が人口減少という中で、どのように生き残っていくのかがこれから重要になってくると考えています。この生き残り戦略の一つとして、輸出は切っても切り離せない。木桶、自然発酵による伝統製法を次の世代に継承していくために、この輸出ブームとも言える波に乗っかっていきたいです。

これからのおいしい日本、届け隊の活用について
Q:今回の利用の良かった点、改善点を教えてください。
岩本さん:今回のおいしい日本、届け隊の利用で、普段の業務では関わることのない異業種の方と関わることができたのは、大きな利点でした。しかし、プロボノでリモートだったのもあると思いますが、表面的な関係になりやすいという側面もあります。もっと深い関係になっていけば、具体的なアイデアとかが出てくるのかなと感じています。
山川さん:人材活用の前段階として、企業側としては、このプロジェクトが4社合同だったというのもあり、4社がどこを最終的なゴールとしているのかのすり合わせが十分に行われずに進んでしまったなという感覚があります。今回に関しては、それぞれの会社のサポーターというよりも、このプロジェクト全体のトータルコーディネーターをしてくれる人材が必要だったのでは、と依頼側の反省点だと感じています。その中でも、自分でペースを持って活動してくださった人材の方にはとても感謝しています。

木桶職人復活プロジェクトはこちらから

おいしい日本、届け隊では、このように日本の伝統文化や、おいしい味覚を世界へ届けたいと思う事業者と、異業種人材や輸出人材たちをつなげる活動をしています。興味のある方は、Projectをご覧ください。